耳たぶ
■初診の患者様へ
当院では、患者様の医療安全の観点から当院を初めて受診される方に対して本人確認をお願いしております。
保険証とともに本人確認書類(写真付き身分証)の提示をお願いいたします。
ニードルピアッシング(局所麻酔を用いた)のメリット
当クリニックでは、
「局所麻酔と医療用ニードル」+「アレルギーフリー医療用チタンピアス」
により、ご希望の位置に正確にかつ清潔にピアスホールをあけます。ニードルによる穴あけは、ピアッサーとは異なり「早く」「正確」「痛みが少ない」穴開けをできるメリットがあります。
にしやまクリニックグループは、1997年以来、最高のチタンピアスと安全で正確なピアス穴開け技術を患者様に提供してきました。現在も新しいデザインのチタンピアスが増え続けています。
ピアスの穴あけは、針を使って皮膚に穴をあける医療行為です。経験豊富な医師のもと、清潔な医療器具を使用して安全に穴あけを行う医療機関で行うのが良いでしょう。
ピアス穴開け位置の名称について
耳たぶピアスの穴あけ
耳や耳たぶの大きさや形は、人によって千差万別。ファーストピアスは、それぞれの耳に最も適した位置を選ぶことが大切です。耳たぶピアスの基本は、なるべくシンプルなピアスで施術を行うことお勧めします。
穴の位置が極端に端っこであったり、ピアス自体に飾りが多い、ピアスに重量がある、フックタイプのピアスなどは、服を脱ぐときや寝ている時にピアスを引っかけてしまい、最悪の場合、耳たぶが裂けてしまう(後天性耳垂裂)こともあります。
耳たぶピアスのラインナップ
純度100%のチタンピアスをご用意しています。
100%純チタンやヘッドにパール、ストーン系など各種ご用意しています。キャッチャーは、シリコン製となっています。
1ペアでの販売となります。
チタンは、人工関節や骨接合プレートなどに使われるなど体内に埋め込んでも問題ないとされているため、アレルギー反応を起こしにくい素材です。
耳たぶピアスに新しいチタンピアスが登場しました。今回は、キュービックジルコニアの3㎜と5㎜です。
キュービックジルコニアチタンピアスの開発秘話:純チタンの素材は、金属としてはたいへん固いため加工出来るメーカーは日本において限られています
。 また、ピアスは特に小さなデザインですし縦爪加工となると、さらに製作できるメーカーは数社しかありません。
作り方は、最初にピアスの型を造り純チタンの軸を作成します。次にジルコニアをピアスの空枠に固定するのですが、純チタンは非常に固いのでジルコニアを留める爪が容易に曲がらないのです。 この加工は、熟練加工技術者に手作業をお願いし、多くの試行錯誤を重ねてやっと出来上がりました。
キュービックジルコニア(CZ):屈折率がダイヤモンドに近く、硬度もコランダムほどあるいわゆる人工石です。
比較してみるとわかるのですが、キュービックジルコニア(CZ)の方がファイアー(ダイヤモンドからでる分散した光が虹色にみえるもの)が強く、光がより虹色に輝きます。
100%オールチタンピアスは、ゴールド色とシルバー色をご用意しています。
パール系ヘッドのチタンピアス
ホワイトパール3.5㎜、5㎜、5.5㎜、ピンクパール3.5㎜、ブルーパール3.5㎜をご用意しています。
真珠は、伊勢志摩産天然養殖あこや真珠で、微細な表面の突起やえくぼ、表面のテリは良好です。
ストーン系チタンピアス
珊瑚、赤メノウ、オニキス、ラピスラズリ、ガーネット、アメジスト、グリーンメノウ、トルコ石などのご用意があります。
ダウンタイムやリスクなどについて
【施術時間】数分ほどで終了します。
【麻酔】局所麻酔で行います。
【腫れ】特にございません。
【通院】特にございません。
【お薬】ご希望の方に化膿止め内服・外用薬や痛み止め内服を処方します
【メイク】当日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】当日より可能。
【運動】当日はお控えください。
ピアス穴開け後のケアについて
【ピアスのケア基本】
1.ピアスホールをシャワーでよく洗い清潔にして下さい
2.消毒薬は、逆にかぶれる原因となるので使わないでください。
3.シャワーで汚れを洗い流した後に、抗生剤軟膏をホールの前後に塗って下さい。
4.耳の場合は、1ヶ月を過ぎたら入れたりはずす練習をして頂いても構いません。
5.ピアスを入れるときは、穴を突かないように慎重にゆっくりと行いましょう。
6.軟骨・おへそのピアスは、3か月以上着けたままにしてケアをしてください。
【耳たぶピアスの注意事項】
1.耳たぶピアスホールを開けたすぐには、シリコンキャチャーをきつめに締めているので3時間ほどで耳たぶの幅まで緩めてください。
2.耳たぶのピアスキャッチャーは、締めすぎるとヘッド部分が皮膚を圧迫してトラブルが発生する可能性があります。
3.チタンピアス以外のピアスで調子が悪くなったらすぐにチタンピアスに戻しましょう。
。
ピアスの合併症とその治療
他のクリニックでピアスホールを開けた場合でもお気軽にご相談下さい。
細菌感染:穴に細菌感染を生じることがありますので、しっかりと処置を行って下さい。処置しても発赤、腫脹、疼痛の悪化あるいは浸出液の流出がある場合には早めに再受診して下い。→抗生物質の投与を行い治療します。
接触性皮膚炎:市販品のピアスは、金属アレルギーによる接触皮膚炎が生じることがあります。ピアスを購入される際、金属アレルギーの少ない純チタン製のピアスをお勧めします。当医院でも販売をしておりますのでお気軽にお尋ね下さい。→抗アレルギー剤の内服・外用を投与して治療します。
外傷性嚢腫:ピアス穴開けの時に表皮成分が皮下にめり込んで、嚢腫を形成して徐々に増大してくることがあります。ピアスを常に装着しておかないと、穴が自然閉鎖することがありますのでご注意下さい。→再度上からピアスを開け直します。
→そのまま様子を見るか、摘出術を行うこともあります。
ケロイド、キズアト:ピアス穴開けの創傷治癒に異常があると、時に穴開け部位の傷が盛り上がって徐々に拡大してくることがあります。このような場合は、ケロイドに対する治療を開始する必要があります。→ステロイドの局所注射や、トラニラストの内服を行い治療します。
後天性耳垂裂・穴の拡大:ピアスによる外傷によるものです。後天性耳垂裂の治療は、局所麻酔下に裂けた部分の皮膚をきれいに取り除き、縁がピッタリ合うように縫い合わせる必要があります。縫い合わせた頂点は、尖りや凹みが出ないように形成外科特有のZ形成術を緻密に計算して行います。
ピアスの埋入:まれに、ピアスの一部あるいは全体が皮の中に埋入してしまうことがあります。→局所麻酔下にピアスを除去しなければならないこともあります。
ピアス穴の閉鎖:ピアスのトラブルが起こった場合には、まず受診をされご状態を確認させてください。→その上で、最善の治療法を考えていきます。
ピアスの取外しや入れ替えが難しい:ピアッサーで開けたピアスのキャッチが固くてはずれない場合や、トラガスなどの耳穴側にキャッチャーがあると耳の穴の形や大きさにより手が入りにくいので取外しや入れ替えが難しい場合もあります。ピアスの取外しや入れ替えにも対応しているのでお気軽にご相談ください。
ピアス穴開けに関する重要な基本的注意
【治療が受けられない方】
1.妊娠中や授乳中の方
2.皮膚に感染、炎症をおこしている方
3.ケロイド、創傷治癒に問題のある方
4.基礎疾患のある方(血液、心臓、腎臓、糖尿、肝臓、循環器疾患)は医師にお問合せ下さい。