遅延型フードアレルギー検査/にしやま由美東京銀座クリニック(東京銀座2丁目)
2019-06-01
遅延型フードアレルギー検査ついて
僅か0.5mlの血液を採取するだけで219項目のフードアレルギーが検査できます。
遅延型抗体アレルギーは、通常気づきにくいタイプのアレルギーです。
長年のアレルギー食物摂取により、知らず知らずの間に身体の中に蓄積され、不定愁訴と言われる検査なので発見されない病気や、様々な慢性的な病気の原因になっている可能性があります。
遅延型タイプの反応は比較的目立たず、アレルゲンとの接触後数時間から数日経って初めて反応が出ることから、原因の特定がより困難です。遅延型反応は、多くの場合、食物アレルゲンに対する過敏性からきています。このタイプのアレルギーは、よく「隠れアレルギー」と呼ばれます。
慢性疲労、関節炎、じんましん、湿疹、頭痛、水分貯留、過敏性腸症候群、その他、多くの慢性症状が、未治療のIgG抗体の介在によるアレルギー反応であることに気づかれないまま放置されています。
日本で一般的に行われている検査は、即時型のIgE抗体、これも大切な検査の一つ。
IgE抗体は、主に粘液分泌で見られ、食物または吸入によるアレルゲンへの暴露した直後にアレルギー反応が起こります。これらのアレルギー反応は通常、アレルゲンへの暴露から15分以内に初期相反応が現れます。その後、後期相反応が4-6時間後に現れ、浮腫や炎症が何日にもわたって続くことがあります。
日本で一般的に行われている検査は、即時型のIgE抗体、これも大切な検査の一つ。
IgE抗体は、主に粘液分泌で見られ、食物または吸入によるアレルゲンへの暴露した直後にアレルギー反応が起こります。これらのアレルギー反応は通常、アレルゲンへの暴露から15分以内に初期相反応が現れます。その後、後期相反応が4-6時間後に現れ、浮腫や炎症が何日にもわたって続くことがあります。
遅延型アレルギー抗体の検査とは
IgG抗体は、血液中で最も多くみられる抗体です。炎症のプロセスは数時間から数日間と緩やかであるため、このタイプの反応は「遅延型」と呼ばれます。
マクロファージと呼ばれる免疫細胞が即ちにこれらの免疫複合体を処理しますが、その能力には限界があります。抗原を体から排除しようとするマクロファージの能力を、過剰な抗原が飽和してしまう場合があり、その結果、免疫複合体が長期間にわたって体内を循環し、体組織への沈着が起こります。
「遅延型フードアレルギー」は
「即時型」ほど重篤な症状になることは少ないのですが、症状の発現が遅いため症状と原因食物との関係がわかりにくく、原因が食物にあると認識することが難しいのです。そのような理由から、原因がわからないまま何年も症状に苦しんでいる人が沢山います。
いつも食べている好物や身体によいとされている健康食品など摂取頻度が高いものでアレルギー症状がでることが多く、ローテーションをして初めて体調が良くなっていることに気づくことも多いです。
不定愁訴(ふていしゅうそ)の原因にもなる
「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状がありますが、病院で検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指します。
患者からの訴え(主訴)は強いのですが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴です。先進国であっても、ビタミン欠乏症やその他の必須栄養素の栄養失調や遅延型フードアレルギーを原因とする不定愁訴も、散見されます。
遅延型フードアレルギーの検査結果について
アレルギー検査の一例(57才、男性)
IgE検査(即時型アレルギー)では、スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダストに陽性反応を認めますが、食物には反応(赤下線)が認められません。
IgG検査(遅延型アレルギー)では、
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乳製品/卵類において、ガゼイン、卵白、卵黄、牛乳、ヤギ乳、羊乳に強い陽性反応が出ています。
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次に、ナッツ/種子/豆類において、アーモンドやえんどう豆、白いんげんに中程度の陽性反応が出ています。
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穀物(グルテンを含む)において、大麦、グルテン、小麦、イースト菌などにおいて陽性反応が出ています。グルテンアレルギーでは、テニスプレーヤーのジョコビッチの著書に運動能力のパフォーマンスを落とす原因として記載されていますので要注意です。
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穀物/野菜/フルーツにおいては、トウモロコシ、キャベツ、ラディッシュなの陽性反応があります。
日頃の健康や美容、運動能力の向上などにもこのパーソナルデータはとても役に立ちます。
結果は0(無反応)〜Ⅵ(極めて高い)までの7段階に分類されます。
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全ての食材を検査している訳ではありませんので、指標として捉えましょう。
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クラスⅢ(中程度)の反応以上が要チェック項目となります。
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クラスⅢ(中程度)の反応であれば、4daysローテーションという食事方法をおすすめしています。(4daysローテーションとは、反応が出た食物を1回食べたらその後3日間は食べないように間をあけるということです。)
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クラスⅣ(高い)〜Ⅵ(極めて高い)が出た場合、Ⅳは少なくとも3ヶ月間、Ⅴ~Ⅵは6ヶ月間、アレルギーが出た食物の摂取をやめてください。
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食事による評価の意味も込めて6ヵ月後に再検査して数値の確認をしましょう。
遅発型(潜在性)フードアレルギーが陽性に出た場合にどうすべきか?
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この結果に過剰に反応しすぎないことが大切だと思います。「先生、この結果を見ると食べる物がありません」と言われますが、他に食べる物は沢山あるので心配しないでください。特に、お子様の場合には、過剰になりすぎると栄養不足などの懸念もありますので、食材のローテーションを心懸けましょう。
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免疫反応を鎮静化するために原因となる食物を避ける必要がありますが、完全除去が難しい場合には、同じ食材を毎日食べないようにすることをこころがけましょう。4daysローテーションも良い方法ですが、例えばもっと間をあけて1週間に1回とか1回の量を食べ過ぎないようにすることです。
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多くの検査結果をみると、特に気になるのが乳製品、卵、小麦、イースト、あわび、牡蠣など食材です。結構な確率で比較的高い方が多い傾向にあります。何となく毎日とると健康になるというイメージがありますが、日替わりでローテーションをしていく方が良さそうです。ローテーションの目的は、同じ食物を頻繁に摂取することを防ぐことにあります。摂取の頻度が高いと、食物へのアレルギー反応がどんどん高まることがあるためです。
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現在、アメリカでは小麦のタンパク、グルテンが起こすアレルギーないしは自己免疫疾患のセリアック病(食べ物に含まれる小麦グルテンや大麦、ライ麦の類似タンパク質によって起こる過敏症で、小腸の粘膜が慢性の炎症を起こす疾患)の原因とも言われています。品種改良された遺伝子組み換え小麦であるということも本疾患を引き起こす原因として挙げられるかもしれません。グルテンフリー食が基本ですが、今後の動向を注意して、食べた方がよいかも知れません。