切らないスレッドリフト(吸収糸による)/にしやま由美東京銀座クリニック(東京銀座2丁目)
2019-04-21
「ボトックスやヒアルロン酸では、叶わないことができる吸収糸による安全なフェイスリフト」
ある程度皮膚の弛みが進んでしまっていたらボトックスやヒアルロン酸の注入だけでは、限界があり改善度が薄く、かえって不自然になることもあります。加齢の進行具合によっては、骨や脂肪の位置が若いときとは全然変わって落ちてしまっているので、スレッドで元の位置に戻してあげるという操作が必要になります。その後、さらに改善しなければならない部位があるときには、ヒアルロン酸などで補ってあげるという選択も考えましょう。
数種類の溶ける糸を組み合わせて、弛みをしっかりと引き上げる施術法。
◇お顔の弛みが気になるが、大きく切って傷あとが残る手術はやりたくない方
◇弛みを早く改善したいが、仕事や家事には早く復帰したい
◇リフトアップのレーザー治療を受けたが、持ち上がりの具合に満足しない
◇大きく弛んでしまう前に、弛みを早いうちからケアしておきたい
- 頬のたるみを何とかしたい
- お顔全体を引き締めたい
- ほうれい線が目立つようになってきた
- フェイスラインの弛みを改善したい
- 口元のたるみ、しわが目立つ
- 二重あごを改善したい
- 目じりのしわが深い
- 頬の高まり部分が下がって老けて見える
スレッドリフトのアプローチエリア
3種類の吸収糸を組み合わせて、長続きするリフトアップ治療。
ここでご紹介する糸によるリフト治療は、糸を挿入した数ミリという傷跡しか残らず、メスを用いたリフト治療と同様に作用する施術です。顔のたるみが気になりがちな頬やほうれい線だけではなく、目元・目の周りや額のしわなどの部分にも対応する糸もございます。
リフトアップに使用する「吸収糸」は3種類あります。
ショッピングスレッドリフト(リードファインリフトプレミアム)
リードファインリフトで使用する極細の糸には、一般的なフェザーリフトの糸のようなトゲはありません。物理的にたるみを引き上げるフェザーリフトとは異なり、挿入した糸が真皮層にある線維芽細胞などを刺激して、肌内部のコラーゲンやエラスチンを著しく増殖することで、ハリと弾力を高める効果をもたらします。リードファインリフト糸は、医療現場で縫合糸などに使われている素材でできており、徐々に溶けて人体に吸収されるためアレルギーなどのトラブルが少なく、安全性が高いのも魅力です。
リフト糸のV字形状の極細針の中には、体内で吸収されるPLLA糸(約1年6カ月~2年で吸収)が入っています。その針を皮膚に刺して抜くと糸だけが皮下に残るシステムになっています。
糸の数は、一人当たり多いと150本、少なくても70~80本で、平均100本程度使用します。(額:10本、ほうれい線や両頬:50~60本、両アゴ下:40本など)本数は、ご希望により調整を行います。
コグ付きスレッドリフト(BARBⅡリードファインアンカーリフト)
ダイレクトに引き上げて、すぐに効果を実感します。糸についている、棘状の出っ張りを「コグ」といいます。リフトに使用する糸は、皮下組織へひっかかりやすいようにコグがジグザグに入っており、引き上げる力が強いのが特長です。引き上げたい部位はしっかりと、自然なラインを保ちたい部分はマイルドにリフトアップします。
使用する糸は手術などに使用されているPOD(ポリジオキサノン)で180日~240日で体内に吸収されます。糸が体内に吸収されたあとはコラーゲンの生成が誘導され肌にハリが生まれます。たるみ予防にも効果を発揮し、毛穴も目立ちにくくなります。
両頬の弛み引き上げには片側3本から6本、おでこには全体で4本、アゴの弛みには片側2から3本が目安となります。リードファインリフトとの組み合わせを行うと、より良い効果的な引き上げができます。
スクリュースレッドリフト(BLOSSOM perfect V-line)
アンカーリフト糸のアップグレードしたスクリュータイプのPDOスレッドで自然なボリュームアップ効果が期待でき、より生き生きとした若々しい顔立ちになります。
スクリュータイプの特殊構造の糸は、従来のリフトアップ用の糸に比べ柔軟性と伸縮性に優れていて、たるみの気になる部分に挿入することで、ふっくらとしたしなやかな仕上がりとなります。糸は6か月ほどで体内に吸収されなくなりますが、3週間ほどで皮下脂肪層にある糸の周囲に、細かいコラーゲンのトンネルが形成されます。それにより肌のハリ感は実感でき、更に2~3か月後には肌再生効果が実感でき、美しい仕上がりが期待できます。新しく生成されたコラーゲンは残りますので約1年~2年の持続性がありま
その特徴は、もちのよいコイル構造、ばね形状で挿入後でもそのまま、施術後でも顔を自由に動かせます。その効果は、頬骨の部分的なボリュームアップ効果、深いしわの改善、鼻唇の調整などです。
切らないスレッドリフトのコラーゲン増産メカニズム
肌のハリや弾力に必要なのは、肌の土台とも言える「真皮層」を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸です。これらコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、同じく「真皮層」に存在する線維芽細胞が作り出しますが、加齢や紫外線などのダメージにより、線維芽細胞が衰えてくると新陳代謝が滞り、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が減少し、たるみ・シワを引き起こします。
皮膚に吸収糸を挿入すると、人体は糸を「異物」と見なします。体を守ろうと真皮層にある線維芽細胞が活性化し、糸の周りにコラーゲンやエラスチンを増殖させます。増殖したコラーゲンは、やがて糸を包み込むように「コラーゲントンネル」を形成します。
吸収糸が体内に吸収される間、コラーゲンは増殖しつづけ、次第に糸だけが溶けてなくなります。糸が体内に吸収された後も、肌内部のコラーゲンが増えた状態にあるので、糸が溶けた後もリフティング効果が期待できるのです。これは人体の免疫機能を応用したもので、吸収糸の挿入によって増えたコラーゲンやエラスチンにより、加齢による肌の衰えを自身の治療能力で緩和させ、肌の内側からハリと弾力を高めます。
切らないスレッドリフト施術の流れ
1:カウンセリング
患者様の気になる部位についてご要望を詳しくヒアリングし、丁寧に診察を行ったうえで、使用する糸の本数などの具体的な内容を決めていきます。「痛みに弱い」など、施術に関して不安に思うことがあれば、ドクターにお伝えください
2:スレッドリフトの施術
ご希望に応じて痛みに対する塗り麻酔や注射による麻酔を丁寧に行い、経験豊富なドクターの手によってお顔の気になる部位に糸を通し、リフトアップを行っていきます。
3:調整
ご希望の形状にフェイスラインがリフトアップされるように糸の具合を調整・固定し鏡を見て確認をしていただきます。
4:アフターケア
施術後、術後のケア方法などを丁寧にお伝えいたします。洗顔・化粧・シャワー・入浴などは翌日から通常通り行っていただくことができます。
切らないスレッドリフト施術料金について
ダウンタイムなどについて
【施術時間】20分ほどで終了します。
【麻酔】塗麻酔クリームを20分塗布と局所麻酔を挿入部に少量使用します。
【腫れ・傷跡】切開せずに糸を挿入するだけなので傷跡は目立ちません。直後は針穴程度の傷跡と赤みができますがすぐに消失します。体質により稀に内出血が出る場合がありますが、メイクで隠せる程度です。打ち身と同じなので数日で改善します。大きな腫れはありませんが、むくみ程度の腫れが3~7日出ます。
【通院】検診のため1週間後、1ヵ月後に通院していただくのが望ましいです。
【お薬】2日分(抗生剤/痛み止め)
【メイク】当日より可能。
【洗顔・シャワー・入浴】当日より可能。入浴はお体を温めると腫れが長引く場合がありますので長湯は控えてください。しばらくの間は温泉やサウナは避けて下さい。洗顔は患部を強く擦らないように注意して下さい。
【運動】激しい運動は1週間後から、軽い運動は翌日以降ご自身が可能な範囲で行ってください。
【施術部位への刺激】お顔のマッサージは2週間から1ヵ月お控えください。
【治療のリスク】当日は強い引き上がり感や頬の引きつれなどが出ることがあります。数日間は、軽いむくみや側頭部の痛みがでることもあります。糸の刺入部がチクチク触れて先端に痛みが出る場合があります。人により、皮膚の上から触ったときに繊維の感触が分かる場合があります。施術後1ヵ月位落ち着くまでに、違和感、口が明けにくい等の症状が出る場合があります。
リスク・副作用
治療後は感染、血腫や一時的に少しへこみが生じますが2週間程度で平らになって治癒します。
この治療は、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。
治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等について詳しくはこちらをご覧ください。